入所前に押さえておきたい!学童保育の選び方
共働きの家庭が増え、学童保育を利用しているという方、もしくは利用したいと考えている方も増えています。学童保育にはいくつかの種類があり、また施設によって、利用料や提供されるサービスに違いがあるものです。
学童保育の利用を検討している方は、入所前にしっかりとそれら違いを把握し、自分たちに合った施設を選ぶようにしましょう。
今回は、学童保育の選び方についてご紹介します。
学童保育の種類
まずは学童保育の主な種類を見ていきましょう。
・放課後児童クラブ
放課後児童クラブは厚生労働省が管轄している学童保育です。年間、250日以上稼働しています。学校が休みであれば1日8時間以上、学校がある日であれば1日3時間以上、子どもを預かってもらうことが可能です。仕事の都合や一時的な病気などの事情があり子どもを預かってほしいという家庭に向けられたサービスとなります。
・放課後子ども教室
放課後子ども教室は文部科学省が管轄している学童保育です。放課後児童クラブと異なり、すべての子ども(家庭)が利用できるサービスです。ただし、預かり時間が16時~17時ごろまでと短く、また平日のみの運営となっている施設が多いため、夜遅くまで仕事している、土日に仕事をしているという場合には使いづらいかもしれません。
・民間の学童保育
民間学童保育は、その名の通り、民間で設立、運営されている学童保育です。利用条件も厳しくなく、公営のものにはない細かなサービスを受けることができます。遊びや学習だけではなく、イベントやキャンプなど、さまざまなプログラムが用意されています。ただしその分利用料金が高いなどのデメリットがあります。
学童保育の選び方・ポイント
では、学童保育の選び方(選ぶ際に注意したいポイント)について見ていきましょう。
・利用料金をチェック
学童保育は公営、民営に関わらず、利用料金が一律ではありません。基本的に料金は月額で定められており、オプション料金なども月ごとに支払います。
利用料金の相場は3000~8000程度で、公営の学童保育のほうが民営よりも安い傾向です。
・施設の設備をチェック
学童保育は子どもたちが利用するものです。施設は設備が充実し、なおかつ清潔に保たれているものを選びましょう。また、トイレなど、子どもたちの人数に対して充分な数があるかなどを見ておくのも重要です。
・開所時間など預けられる日、時間をチェック
施設によって開所時間や日が異なります。夜遅くまで預かってくれる、土日祝日なども預かってもらえる、など、自分たちの生活スタイルに合った施設を選ぶようにしましょう。
このほかにも、スタッフにはどのような人がいるか、父母活動会はあるか、夏休みの預かりはあるかなどもチェックしておきましょう。施設によってまちまちですので、入所してから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、事前にしっかりチェックしておきたいですね。
学童保育を検討中の方は、ここで紹介したことを参考にして、施設を比較したうえで、どの施設にするか決めるようにしましょう。