民間学童と公立学童の違いにはどのようなものがある?
学童保育には民間のものと公立のものとがあります。一言で学童保育と言っても、民間のものと公立のものとでは受けられるサービスが大きく違うものです。民間と公立の違いをしっかり把握しておかないと、利用を始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性があります。
民間の学童と公立の学童の違いについてしっかり押さえておきましょう。
費用が違う
民間の学童と公立の学童の違いで、最もわかりやすいのは費用の差でしょう。民間の学童は公立のものと比べて設備やサービスが充実している傾向にあり、その分月額の利用料金が高くなりがちです。公立の学童は利用できる設備やサービス内容は民間よりも少なくなりますが、その分費用もかなり安くなっています。
公立の学童のひと月の利用額の相場が5000円ほどであるのに対し、民間の学童の相場は20000円以上と、4倍以上の値段がかかります。もちろん民間でも安い施設や、公立でも高めの費用設定になっているものもありますが、民間のほうが公立よりも高い料金設定になっているのが一般的です。
受けられるサービス内容が違う
民間の学童、公立の学童では受けられるサービスが異なります。
公立の学童は利用料金が安い分、サービス内容が薄くなります。宿題をする時間や遊ぶ時間が確保されるだけで、あとは基本的に自由時間になるというのがほとんどです。公立の学童は基本的に「預かる」という点に重きを置いたサービスとなります。
一方、民間では英会話や書道などといった「教室」のようなサービスを提供しているところが多いです。学童に通うと、ほかの習い事との両立が難しくなったりすることもありますが、民間の学童であれば、学童内で習い事をすることができることが多くあります。
サービスは民間の学童の中でもさまざまありますので、どのような内容なのか確認してから学童を選ぶようにしましょう。
民間の学童は送迎バスがあることも
公立の学童の場合、17時以降の帰宅について親が迎えに行かなくてはいけないことになっています(安全確保のため)。しかし、なかなか毎日迎えに行くのは難しいという方も多いでしょう。
その点、民間の学童には送迎バスサービスがついているものがあります。預かり時間が終了したら、バスで子どもたちを家まで送ってくれるので、仕事が遅くまで続く方でも安心して学童を利用することができます。
預かり時間が違う
公立の学童は基本的に18時までが預かり時間となっています。つまり、18時を過ぎたら子どもたちは帰宅しなくてはいけないということです。毎日必ず18時までに仕事を終えられるという方は少ないかもしれません。
一方民間の学童には19時~21時まで預かってくれるものがあります。残業になったりしていつもよりも終業時間がずれてしまったという場合でも安心です。
民間の学童と公立の学童で違っている部分についてご紹介しました。
民間の学童のほうがサービス内容が濃く魅力的なように見えますが、そのぶん費用が高めになっています。サービス内容と費用とを天秤にかけ、どの学童を利用するか決めるようにしましょう。