障害児通所支援事業とはどのようなもの?
学童保育に入所させたくても、子どもに発達障がいなどがあり入所させてもらえないという方もいると思います。そのような子どもたちのために、障害児通所支援事業というものがあります。障害児通所支援とはどのようなものなのでしょうか。また、どのようなサービスがあるのでしょうか。
障害児通所支援事業についてご紹介します。
障害児通所支援事業とは
障害児通所支援事業とは、日常生活の基本的な動作や生活能力の向上に必要な訓練の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練などを行う支援サービスのことです。児童福祉法に基づき、運営されているのが特徴です。
発達障がいなどがある子どもでも通うことができるサービアもあります。
障害児通所支援事業のサービスの種類
障害児通所支援事業には、さまざまなサービスがあります。どのようなサービスの種類があるのかご紹介します。
・医療型児童発達支援
医療型児童発達支援は、上肢、下肢、体幹の機能の障がいある児童が通える施設です。日常生活における基本動作などを習得できるよう訓練します。
・児童発達支援
障がいを持った子どもが日常生活における基本動作や知識技能を習得し、集団生活になじめるように訓練をするサービスです。児童発達支援センターなどの施設があります。
・放課後等デイサービス
学校に通学している子どもが利用できるサービスです。学童保育のようなものですが、発達障がいがある子どもでも利用できるという特徴があります。放課後や夏休みなど、子どもたちが家におり、なおかつ保護者が不在になる際などに利用できます。子どもたちの生活能力を向上させる訓練を受けることが可能です。
・保育所等訪問支援
保育所等訪問支援は、保育所などに通う障がいのある子どもが通う施設に訪問し、集団生活に適応するための支援を行うサービスです。専門職員による専門的な指導を受けることができます。
・居宅訪問型児童発達支援 外出することが難しい障害を持った児童が住んでいる家へ訪問し、日常生活における基本的な動作や生活能力を向上させるための指導、訓練を行います。
障害児通所支援事業は、サービス利用にかかる費用の9割が公費負担となります。つまり、自己負担額は1割となります。自己負担額が1割というのはありがたいですね。
発達障がいなどを持ったお子様の子育てをしているという方は、放課後等デイサービスなどの障害児通所支援事業の利用を検討してみてください。